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マラソン原裕美子容疑者、執行猶予中に群馬で逮捕 キャンディーなど万引で再び起訴

栃木県足利市コンビニエンスストアで化粧品や食料品を万引したとして、2017/11月に宇都宮地裁足利支部で懲役1年、執行猶予3年の判決を受けたマラソンの元世界選手権代表選手の原裕美子容疑者(36)。しかし判決後の2018/3/2に起訴。起訴状によると、2018/2/9に群馬県太田市のスーパーでキャンディー1袋など3点(販売価格計382円)を盗んだ疑いで逮捕されていたことが分かった。

万引はこれが最初ではなく今回は6回目の摘発だった。

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原裕美子容疑者(36)の経歴

2000年、宇都宮文星女子高を卒業し、実業団のトップチーム、京セラへ。5年後の2005年、初マラソンだった名古屋国際女子マラソンで初優勝した。

原被告は2005年、名古屋国際女子マラソンで初優勝し、同年のヘルシンキ大会では6位に入賞する。

2007年の大阪国際女子マラソンでも優勝。同年の世界陸上大阪大会に出場した。

京セラを去り、2010年には小出義雄代表率いるユニバーサルエンターテインメント(佐倉アスリート倶楽部)に移籍。同年の北海道マラソンで復活優勝を遂げたが、その後ケガに苦しんだ。

2013年、ユニバーサルエンターテインメントを退社し、生まれ故郷・足利市に戻った。

 

原裕美子容疑者(36)が抱えていた問題

実業団トップの京セラに入ってすぐに、過食と嘔吐(おうと)を繰り返す摂食障害に苦しみ始める。体重制限などより厳しい環境で競技に取り組むようになり「食べては吐いてストレスを解消していた」との事

治療を試みたが、2015年2月以降は通院していなかったという。

そして2017/10月末、地元の男性と結婚式を挙げたが、入籍しないまま破局。原被告は「昨年結婚式を挙げたが、結婚詐欺に遭い、400万円の資金が無駄になった。つらい思い、悩みから解消されたかった」と述べた。

 

2017/11/8足利市宇都宮地裁足利支部の法廷での発言

「食べ吐きをすると気持ちが落ち着く。でも吐く物にお金を使うのが惜しい。捕まってもかまわないという気持ちでボディーミルクや飲料水、食べ物を盗んだ。1つくらいは払わないと店に申し訳ないと思い、パンだけ払った」。

 

判決は懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)

 検察側は「動機が身勝手で再犯の可能性も高い」として懲役1年を求刑した。一方、弁護側は「実業団時代に極度の食事制限や体重制限から摂食障害となり、万引をするようになった。被害者との示談も成立している」と主張、執行猶予付きの判決を求めた。

 原被告は「しっかりと治療を続け、今後このようなことがないよう、事件のことを忘れることなく日々を過ごしたい」と更生を誓った。保釈後、入院治療を受けており、退院後も通院を続けるという。

休廷を挟み、言い渡された判決は懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)。中村海山(かいざん)裁判官は判決理由で「自ら積極的に入院治療を行い、反省の弁を述べ、父親が通院に同行することを誓っていることなどから今回に限り、社会内で更生することを期待する」と述べた。

 「窃盗の常習性は顕著」と指摘した一方、摂食障害や精神的に不安定だった経緯も考慮、「利欲的とは言えない」とした。判決を言い渡された原被告は裁判官席に向かい深々と頭を下げた。

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感想

トップアスリート時代のプレッシャーから逃れる為の食べ吐きによるストレス解消。

そして、昨年プライベートでの結婚破局によるストレスにより現役の時のストレス解消方法に頼るが結婚破局により400万の資金を無駄にした資金不足も重なり万引きに手を染めたのかと思いました。

アスリートの栄光は儚いものと痛感する事件でした。